紅蓮 46R つかつく
あたしの身体は、狂ったように‥悶える‥
熱を帯びた身体は、あたしの意思を支配する。
「何が欲しいか、自分の口で言ってご覧」
あたしはフルフルと首を振る。
「つくしが、おねだりするまで、あげれないよ」
意地悪く、唇が歪んでいる‥‥
「凌さんが‥凌さんが‥欲しい」
あたしの答えを聞き、満足げに頷き、あたしを貫く‥
待ち構えていた刺激を受けて、あたしの身体は、快楽の渦に飲み込まれる。宗谷が激しく激しくあたしを貫く
‥ぁぁぁあっ‥もっともっと‥あぁぁ‥ああん‥あっ、あっ、逝く逝く‥やっ‥いやぁっ‥
刹那‥
愛おしい男が‥あたしの唯一の光が、あたしの前に現れる‥
「‥お願、お願い、‥み、み、見ないで‥お願い‥」
刹那‥
あたしの身体を、絶頂が支配する。身体が大きく跳ね上がり、痙攣を始める。
ホワイトアウト‥‥
目の前の全てが止まる。時間さえも止まる。あたしは、全ての意識を手放した。
誰かが、あたしの髪を撫でている‥‥
ご機嫌にハミングしながら、あたしの髪を撫でている
「やっと目覚めたね」
あなたは、誰? あたしは、誰?
いったいココはどこ?
あたしは、なんでココにいるの?
優しげに優しげに微笑む男が、あたしの髪を撫でながら‥
「つくし‥つくし‥私の愛おしい‥木偶人形‥」
男があたしにムシャブリついてくる。全身を男の舌が這う‥
何が可笑しいのか‥美しい唇を歪ませながら
「愛する男に見られた気持ちはどんな気持ちかな?」
刹那‥全てが蘇る‥
「‥‥い、い、いやぁーーーーーー」
ありったけの声で、あたしは叫んでいた。
狂ったように笑う宗谷の声を耳にする。
あたしの秘所を指で弄びながら
「嫌だというのに、つくしのココは、ほらっこんなにも濡れているよ」
ヌラリと光る指を、あたしの目の間に差し出してくる。
指を、一本一本舐りながら‥
「甘い甘い、トロトロの蜜だ」
汁が太腿を伝う‥後から後から溢れ出す。
あそこがひくつく。快楽はやむ事をしらない。
ゆっくりとゆっくりと、あたしに認識させるように、宗谷があたしの中を掻き回す。
口許から、だらしなく声が、涎が、流れ出る。
「道明寺さんも、つくしのあんなにも感じる姿は初めてじゃ無かったのかな?」
あたしの中を、ゆっくりとかき回しながら‥宗谷が言葉を放つ。
「うっ‥ぅうっ‥っん」
あたしの頬を、涙が流れていく。ただただ流れて行く‥‥‥
宗谷が、あたしの涙を舐りとる‥
* **
どこをどう走って帰ってきたのだろう‥
たった今、見た光景は、いったいなんなんだったのだろう?
頭が考える事を拒否している。
つくしだった‥獣のように、声を上げよがる女は、確かにつくしだった‥
美しく、妖艶に男を、宗谷を誘っていた‥‥
ショックだった?いいや‥
幻想風景のような、その光景に俺は心を奪われた‥
つくしを、もう一度この手に取り戻し、
俺の手で嬌声をあげさせたい‥そう願った。
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