明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

ずっとずっと 5

「星野さん 星野さん ほ・し・の・さ~ん」
 最初自分の事を呼ばれてるなんて気が付かなかったあたし。そうだあたし”星野つくし”に、なったんだった。
「ごめんなさい。ぼぉっとしてた」 
慌てて答えたら 名前を呼んだクラスメートにクスっと可愛く笑われた。

転校してきて初めて出来た友達。新倉かおるちゃん 
どこか優紀に似てる優しい笑顔につられて笑顔になるあたし。

「お昼食べに行こう」と学食に誘われた。
ここの高校は二部があるお蔭で公立なのに学食があるんだよ~お得でしょ。と、説明を受けながら一緒に歩く。
ちょっとドキドキしながら学食に到着したら、流石公立高校 英徳とは違ってなんてリーズブルなお値段なんだろう。思わず笑みが零れるあたし。
「つくしちゃんって呼んでもOK?」
と、聞かれ
「かおるちゃんって呼んでもOK?」
と、答えるあたし。
2人同時に目を合わせ笑いあった。

おっとり優しげなかおるちゃんは実はとても頭脳明晰な女の子だった。
「つくしちゃんはどこの大学を目指してるの?」 
「国公立で通える範囲の学校」
「じゃぁさ~一緒に京大目指さない?」 
「えっっ」 
怯むあたしに笑顔で
「つくしちゃんの成績なら楽勝だと思う」 とかおるちゃん。その日から2人で図書館通いが始まった。

道明寺にもかおるちゃんの事を話して聞かせた。一緒につるむのが頭脳明晰な真面目女子だと知り、道明寺の声に安堵が混じる。二人で京大を目指す事、英徳には東京には戻らない決心を伝えた。

3月かおるちゃんと二人で念願の合格。すぐさま道明寺に電話を入れた。忙しいあいつが1コールで電話に出てくれたのにはビックリした。自分の事の様に否自分の事以上に喜んで「良かったな良かったな」を繰り返すあいつ。
「夏休み待ってからな」と、電話を切る直前に言われなんでかとっても照れてしまったあたし。
F3T3にも連絡を入れようと思ったら、皆に宛てて一斉メールを出したらしく、皆からお祝いのメール。
花沢類から「おめでと。これでようやく牧野に会いに行けるね」のメールに思わずクスッと笑いが零れる。

いつの間にか京都観光ツアーが決まったらしく、皆が遊びに来てくれる事になった。東京から離れて8か月。久しぶりに皆に会えると思うとすごく嬉しい。




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