明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

白線 1

「類は、あちら側の人だから」

事あるごとに、目の前の女がそう言って、目を伏せるんだ。
あちら側の人っていう言葉が、どれだけ俺を傷つけてるか、あんたは知らない。

あんたがそういう度に、俺は、いつだっていつだって‥一人残される気になるって事を、あんたは知らない。

ねぇあんたは何を恐れてんの? 
俺,あんたが欲しいよ。あんただけが欲しいよ。

傍らで眠る、つくしに呟く‥‥


俺等が付き合い出して、何年になるのかな?
いつでも、あんたは秘密にしたがる。 

ねぇ、何をそんなに恐れているの?
ねぇ、何をそんなに戸惑っているの?


抱いても抱いても、あんたを手に入れられない。
いつでも肩すかしを俺は食ってる気がする。

あんたの躯は、あんなにも俺を欲しているのに‥
あんたの心は、俺を拒絶する。


「‥うーん‥」 
あんたは、もうじき目を覚まし、朝になるまえにこの部屋を出て行くのだろう。
俺一人をこの部屋に残して‥


ねぇつくし、俺、あんたにどんだけ片思いしなきゃいけないのかな? ねぇ教えてよ。


つくしが目を覚ます。
俺は、目を閉じて寝た振りを続ける。

あんたが帰る姿をみるのはあまりにも辛いから‥
いつの日か一緒に目覚める日を夢見て、俺は寝たふりをする。

衣擦れの音がする。
脱ぐ音は、あんなにも嬉しい音なのに‥

このまま目を覚まして、抱きしめたい。

カチャッ
ドアを開ける音がして、あんたが部屋を出て行く。

残り香だけ残して‥


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