明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

白線 9

「ねぇ今日は、会社休んじゃえば?」
「えっ」
「辛気くさい顔して会社行っても皆困るんじゃないの」
頭の中を色々な段取りを考える。
「休んでどうするの?」
「っん?みっちゃんと3人で出掛ける。今夜はお店もお休みだし。」
「みっちゃんと?」
「そう、みっちゃんと」

みっちゃんと3人でかぁー、それもなんだか楽しそうだなと思う。
「急ぎの仕事だけ仕上げて、早退でも良い?」と、あたしが聞けば、yasuが、あんたも大概真面目だねぇーとか、何とかいいながら、ウィンク一つする。

「じゃぁ、行ってきまーす」
yasuの部屋を出る。 地下まで行って、階段上がって、外に出る。電車に揺られて、会社を目指す。

電車の窓にいつもより、ちょっぴり綺麗なあたしが映っている。yasuの家から出掛けるあたしは、いつもよりもお洒落でちょっぴり綺麗だ。yasuが五月蝿く、アレコレしてくれるから。

実は、あたしは、月に二度、みっちゃんの代わりにyasuに立っている。一度は、普段の飲み代の代わり。もう一度は、こうやってあたしの色々なものを買ってくるyasuへのお礼の代わり。

あたしから、お金を絶対に受け取ろうとはしないyasuへのせめての恩返し。
なんて言ってるけど、あたしがyasuに会いたいためなのかな。

そんな事を思って、くすりと笑う。
あとで、ロクシタンに寄って,みっちゃんが気に入ったと言っていたボディクリームを買おう。

「つくしさーん つくしさーん」北本君が大きな声で近寄ってくる。朝から元気だなぁーと感心する。
「昨日、大丈夫でした?」昨日?なんだっけと思ってしばし考えてしまった。
「あっ、ごめんね先に帰って。急ぎの仕事だけ終わらせたら、今日午後は早退しようかなぁーと。」

「了解です。もう何なら俺全部変わります‥って、言いたい所っすけど、つくしさんじゃないと無理なんで、そこだけお願いします。」
「ありがとう。凄く助かるよ。」

午後から早退したい旨を伝えると、これが終われば取りあえず一段落つくので、なんなら明日も休んで連休にしろと言われる。

降って湧いた4連休半。何をしようと考える。
まぁ、午後からはyasuとみっちゃんと出掛けるとして‥そんな事を思いながら、待ち合わせ場所につく。

前から、yasuとみっちゃんの2人が歩いてくる。うわっ、綺麗。なんて思ってみてしまった。うーん、目の保養だね。

「リリス~」「こっちこっち」2人から声がかかる。
3人で、遅めの昼食をとりながら、実は今日から4連休半になったと報告すると、どうせなら社員旅行に行こうとyasuが言い出す。

何の用意もしてないと断ろうとすると、そんなもんどっかで調達すればいいんだからと押し切られ、軽井沢に泊まりに行く事に決定していた。

「楽しみだね~」なんてyasuとみっちゃんが言いながら、赤のロメオに乗り込む。

ところで社員旅行って何?って、あたしが聞いたら‥「リリスもyasuで働いてるでしょ」ビー玉色の美しい瞳で笑って言った。

yasuの瞳は、時折‥類を思わせて、あたしの胸をズキンっと痛くする。
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