白線 19
つくしから ” 遅れる ” とメールが入る。
俺は、何かあったのか心配になって、電話を入れる。鞄の中にしまってあるのか?それともワザとなのか?幾度となくならしても、電話には出ない。
何かあったの? そうLINEを入れる。
既読の文字は付かない。
何度確かめても未読のまま。
商談相手の娘と共に、話題の店 " CIRCUS " に連れて行かれる。
行くつもりなど無かったが、つくしが気にしていた店だから、どんな店か見て見たい。そう思った。
少し立ち寄って帰るつもりだった。
つくしが遅れるにしても、10時には、部屋に戻ってあんたを待ちたいそう思っていた。
VIPルームに通される瞬間、恋する女の顔が見えた。女は俯き、はにかみながら手を握られている。そして美しい顔で、男に向けて微笑んでいる。
俺の全身は、嫉妬の炎に包まれて、頭の中が空っぽになる。
男の美しい横顔が視界に入る。この間とは違う男。俺は、2人に近づき声をかける。
つくしが、一瞬驚いた顔をして、握り合った手を離し、声を発しようとした瞬間‥
俺は、相手の男 ” ファインマンの京極氏 ” に声を掛ける。
二言三言、言葉を交わして、その場を立ち去る。
つくしに 淫乱女 と文字を打つ。
送信した後に、後悔が押し寄せる。
数分後、既読マークが付く‥
返事は来ない。
酷い言葉を投げつけた自分を、惨めに感じる。
もしも‥もう2度とつくしが俺のもとに来なかったら?
気が狂いそうになる。横で女が何か話している。秘書が俺の顔を見る。
血の気のひいた顔をしていたのだろう‥秘書が俺に声を掛ける。
「専務、大丈夫でいらっしゃいますか?」
失礼を詫び、俺は席を立つ‥つくしの姿を見つける。駆け寄って、許しを得たい。
拒絶が怖くて、俺は店を出る。
部屋で、つくしを待つ。膝を抱えて暗い部屋でつくしを待つ。
日を跨いだ頃
カチャリッ
ドアが開く音がする。
つくしが妖艶に微笑み、俺の服を脱がしていく。一枚一枚脱がしていく。
服を脱がす衣擦れの音がする。
深紅のリボンを取り出して、俺の手を後ろに縛る。
俺の身体をつくしの舌が這う。乳首を口に含ませ転がす。つくしの手が俺の性器をしごく。「うっ‥」刺激に声が出る。まるで幼子を褒めるように、つくしが微笑む。
俺を立たせたまま、性器を口に含む。ビチャビチャと音を立てながら
「淫乱女に弄ばれるのはどんな気分?」俺に囁く。
彼女を抱きしめたい。そう願うのに、つくしは俺が自由にするのを許さない。
主導権は、つくし。つくしが俺を睨みつける。
つくしの舌が、指が俺の全身を這いずり回る。
「あたしを抱きたい?」
そう言いながら、クスリっと笑う。
「誰に抱かれたかも解らない女を抱きたい?」
俺の性器は誇張する。つくしの言葉に痴態に‥
つくしが跨がり、腰を振る。彼女を抱きしめ共に高みに登りたいそう思うのに、彼女はそれを許さない。
月夜に、つくしの肌が青白く光る。
何度も何度も焦らされて、やっと許しを得て彼女の中で果てたのは、一体いつだったのだろう?
猫のように丸まって眠るつくしをそっと見る。
童女のようにあどけない寝顔がそこにある。
なぜ?あんたは、俺に心をくれようとしないんだ?あの大雪の日まで、あんたの心は確かに俺のものだった。
あんたを抱いて俺のものにした筈なのに‥…なぜ?あんたの心は俺から離れて行ったんだ。
俺は、つくしの素肌に紅い紅い花を今日も咲かせる。
俺は、何かあったのか心配になって、電話を入れる。鞄の中にしまってあるのか?それともワザとなのか?幾度となくならしても、電話には出ない。
何かあったの? そうLINEを入れる。
既読の文字は付かない。
何度確かめても未読のまま。
商談相手の娘と共に、話題の店 " CIRCUS " に連れて行かれる。
行くつもりなど無かったが、つくしが気にしていた店だから、どんな店か見て見たい。そう思った。
少し立ち寄って帰るつもりだった。
つくしが遅れるにしても、10時には、部屋に戻ってあんたを待ちたいそう思っていた。
VIPルームに通される瞬間、恋する女の顔が見えた。女は俯き、はにかみながら手を握られている。そして美しい顔で、男に向けて微笑んでいる。
俺の全身は、嫉妬の炎に包まれて、頭の中が空っぽになる。
男の美しい横顔が視界に入る。この間とは違う男。俺は、2人に近づき声をかける。
つくしが、一瞬驚いた顔をして、握り合った手を離し、声を発しようとした瞬間‥
俺は、相手の男 ” ファインマンの京極氏 ” に声を掛ける。
二言三言、言葉を交わして、その場を立ち去る。
つくしに 淫乱女 と文字を打つ。
送信した後に、後悔が押し寄せる。
数分後、既読マークが付く‥
返事は来ない。
酷い言葉を投げつけた自分を、惨めに感じる。
もしも‥もう2度とつくしが俺のもとに来なかったら?
気が狂いそうになる。横で女が何か話している。秘書が俺の顔を見る。
血の気のひいた顔をしていたのだろう‥秘書が俺に声を掛ける。
「専務、大丈夫でいらっしゃいますか?」
失礼を詫び、俺は席を立つ‥つくしの姿を見つける。駆け寄って、許しを得たい。
拒絶が怖くて、俺は店を出る。
部屋で、つくしを待つ。膝を抱えて暗い部屋でつくしを待つ。
日を跨いだ頃
カチャリッ
ドアが開く音がする。
つくしが妖艶に微笑み、俺の服を脱がしていく。一枚一枚脱がしていく。
服を脱がす衣擦れの音がする。
深紅のリボンを取り出して、俺の手を後ろに縛る。
俺の身体をつくしの舌が這う。乳首を口に含ませ転がす。つくしの手が俺の性器をしごく。「うっ‥」刺激に声が出る。まるで幼子を褒めるように、つくしが微笑む。
俺を立たせたまま、性器を口に含む。ビチャビチャと音を立てながら
「淫乱女に弄ばれるのはどんな気分?」俺に囁く。
彼女を抱きしめたい。そう願うのに、つくしは俺が自由にするのを許さない。
主導権は、つくし。つくしが俺を睨みつける。
つくしの舌が、指が俺の全身を這いずり回る。
「あたしを抱きたい?」
そう言いながら、クスリっと笑う。
「誰に抱かれたかも解らない女を抱きたい?」
俺の性器は誇張する。つくしの言葉に痴態に‥
つくしが跨がり、腰を振る。彼女を抱きしめ共に高みに登りたいそう思うのに、彼女はそれを許さない。
月夜に、つくしの肌が青白く光る。
何度も何度も焦らされて、やっと許しを得て彼女の中で果てたのは、一体いつだったのだろう?
猫のように丸まって眠るつくしをそっと見る。
童女のようにあどけない寝顔がそこにある。
なぜ?あんたは、俺に心をくれようとしないんだ?あの大雪の日まで、あんたの心は確かに俺のものだった。
あんたを抱いて俺のものにした筈なのに‥…なぜ?あんたの心は俺から離れて行ったんだ。
俺は、つくしの素肌に紅い紅い花を今日も咲かせる。
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