明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

白線 24

みっちゃんと3人で、待ち合わせして‥何故か知らないけど、ヨットに乗っている。
真っ青な空の下、ヨットに乗りながら、ぼんやりとする。

みっちゃんが
「リリスも一級小型でもとれば?」正味5日でとれると言う。
「それいいね~ ヨットなら、いつでも使って良いからさぁ。うんうんリリスも取ると便利便利」
「2人で、飲みたいからでしょ?」あたしは笑って答える。
「バレたかぁー」3人で笑い合う。

青空の下、青い海にプカプカ浮かぶ。心の中が透き通る。こんなの悪くないなぁー
「免許とって見ようかな。」
「うんうん。そうしな、そうしな」
みっちゃんが嬉しそうに、美しい笑顔で笑ってる。
新しい事はワクワクする。しばし、あたしは類の事を頭の片隅に追いやれるなぁ~なんて安堵する。

帰りの車の運転は、あたしが請け負った。で、ただ今‥目の前の2人は、飲んだくれだ。
みっちゃんが
「陸に上がるまで我慢してたんだから。ねっ。ねっ」可愛く言う。
だからって、この飲んだくれ2人に付き合うのに、素面ってのもね~ 状態に、苦笑する。

「あれ?もしかして‥うん、そうだ」 後ろを振り向くと、綺麗な女性数人を侍らせた京極さん。
「昨日と感じが違うから誰かと思ったよ。君もヨット乗りにきたの?」嬉しそうに笑いながら立っている。

何となく、今日は会いたくなかったなぁーなんて、思いながら、曖昧に返事をした‥筈なのに‥
美女と友達を、帰し終えた京極さんが、あたし達の席に着いて、お酒を酌み交わしている。

飲むに飲めないあたしは、素面で酔っぱらい3人に付き合って、ナンダ?ナンダ?の状況に陥っている。

そして、いつの間にか、すっかり出来上がった3人と共に、京極さんが持っている別荘に行く事が決まっていた。

溜め息一つ吐いてみる。もう一つ余計に吐いてみたくなる。
酔っぱらい3人の面倒を見るのも面倒なので、京極さんの別荘に着いてから、ガンガン飛ばして飲む事を決意した。

酔っぱらい3人を乗せて、住所を頼りに別荘地に向う。着いた所は、披露山庭園住宅地。

スパニッシュリヴァイヴァルの邸宅と、庭にはプールがあって‥‥ 
思わず「hola」と呟いていたら、3人がケタケタ笑って、「hola」と返してくれた。

邸の中に通されてビックリしたのが、パティオ。光が輝くパティオがみてみたいと思わせる。
室内のインテリアは、新しいものと古いものが融合されていて、何とも言えない空間に仕上がっている。
「どう、気に入った?」
あたしは、思わずコクンコクンと頷く。

「これも京極さんが?」
「うん、ここ俺の持ちものだしね」そう言って笑う。

「お邸の中見て回っても大丈夫?」
「2階の一番奥の鍵がかかってる部屋だけ入らなきゃ後はどこでもどうぞ。」

許しを得て、邸の中を探索する。なんとも言えない空間が広がっている。CIRCUS とは丸っきり様式が違うのにも関わらず、感想は同じだ。
あたしは、彼の作り上げる世界を改めて尊敬した。

パティオの素晴らしい事。内と外が見事に融合している。緑と建物が一体となっているのだ。
バスルームを覗く、猫足のバスに、真っ白のタイルに黒のタイルで花模様が描かれている。
「うわっ」「うわっ」 思わず感嘆の声が上がる。

後ろからやって来た京極さんがクスクス笑いながら、あたしを見る。
「やっぱり牧野さんって面白いね。ところであの2人とはどういう関係?随分美しいお二人さんだね。」
「一人の男を取り合う2人の女です。」真面目な顔で返してみる。
「じゃぁさ、その輪の中に、俺も入れてよ。」
京極さんが、クスクス笑いながらあたしに言って来る。
「良いですよぉー」

答えた瞬間‥
京極さんの唇が、あたしの唇に触れた。

妖し気に笑って「じゃぁ宜しくね」そう言いながら、バスルームを後にする。

京極さんの後ろ姿を見つめながら、唇を指でなぞっていた。
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