明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

白線 26

月曜の朝、少し腫れた目をメイクで誤摩化した。
この3年で、随分とメイクが上手くなった。そう思う。
お下げ髪した高校一年生のあたしは、こんな日を想像してたかな?そう思う。

我ながら歪んでると思う。
真っ直ぐに、真っ直ぐに恋をした時代が懐かしい。そう思う。

だけど、あたしは少女じゃない。女なんだ。
少女と女の一番の違いは、真っ直ぐさがなくなる事じゃないのかと思う。

満員電車の中でいちゃいちゃしてるこの隣のカップルだって、どこか歪んでるんじゃないのか?そう思う。

あたしの前に座る、このおじさんにもきっと家庭があるだろう。ダンナが居ぬ間に、間男といちゃいちゃしてるかもしれない、いいや、真面目そうな僕は浮気なんてっていう、このおじさん自身が、若いお姉ちゃんに入れあげてるかもしれないじゃない? そんな風に思って、あぁぁーあたし、かなりやさぐれてる。
はぁっーやな奴。そんな風に思う月曜の朝

駅に着く。いつもと変わらない日常の始まり。
だけど、あたしの心はやさぐれている。
「うーーーーん」 大きく背伸びをする。

「おはよう。牧野さん」後ろから声がする。振り向くと、京極さん‥
「おはようございます」取りあえず挨拶はしたものの‥‥ うーんこの状況‥やさぐれ中のあたしには、この状況が気まずくて仕方ない。

なのに
「俺、牧野さんの恋愛関係者に入れてよ」なんて事をしれっ~と言って来る。
「バカか‥」小ちゃく呟いたのに
「うわっ、マジか。俺、益々牧野さん好きだわ」なんて事を、小ちゃく囁く。
で、前を向いて
「俺、牧野さんのお陰で楽しいかも。これから宜しくね」そう言って笑った。

やさぐれ月曜日‥ 面倒な事が重なる月曜日。
はぁっーーーー まいった。
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