白線 32
つくしのよがる声がする。この瞬間、俺は生きているって気がする。
もしも、もしも‥つくしを失ったら?脳裏に過るだけで気が狂いそうになる。
もう2度と、そう‥もう2度と、つくしあんたを失いたくない。いや失えない。あんたのいない人生は、俺から全てを奪う。味も色も香りも光りも、音さえも‥
あんたが、どんなに冷たい言葉をなげかけようが、あんたがどんなに冷たい態度をとろうが、いいや、あんたが俺を憎もうが、俺は構わない。
あんたの温もりが、ありさえすれば‥‥それだけでいい。
いや、違う‥ 俺の全身であんたの全部を求めている。ねぇ、つくし‥頑に頑に俺に心を隠すのは、何故?
「‥あぁっ‥あっ‥あぁ‥うっ‥あぁ‥るい‥おね‥が‥い‥もう、もう、おねがい」
俺の下で、あんたがよがる。あんたの懇願する顔が俺の劣情を煽り、征服欲を生んで行く。
知らず知らずに、心にしまっていた感情を投げつけていた。
「ねぇ、つくし‥京極とは寝たの?」
俺は、聞く‥ 一瞬だけ目を伏せたつくしが
「寝たよ‥‥」
微笑みながら、口にする。
「嘘だ。」俺が呟く。
「類の思いたいように思って。だけど、あたし、淫乱女だから‥ うふふっ。」
俺の目の前で、天使の皮を被った悪魔が微笑んでいる。
「それよりも‥ねぇ‥」
俺の乳首をカリリっと噛んで、淫美に誘う。
つくしの指が、俺の全身を這い回る。つくしの舌が、口腔内を弄ぶ。
襦袢の紐を取り、俺の手を縛る。
「ねぇ、類‥動いちゃダメだよ。」
つくしの舌が、全身を這い回る。口に含ませて、上目遣いで、淫らに微笑みながら、耳許に囁く
「気持ち良い?」
俺の上に、跨がり腰を振る。狂ったように腰を振る。
愛おしい、そう思う。
つくしが欲しい。身も心も。
他の男になんて渡してなるものか、そう思う。
俺だけの女。つくしは俺のイブ‥
「つくし、いきそうだ。紐を解いて‥」
悪戯に微笑んで、動きを止める。
「ダメ。あたしが許してあげるまで、いかせてあげない。」
白い肌が艶かしく光る。
逝きそうになると、動きを止める。何度も繰り返される生き地獄。何度味わう甘美な生き地獄。
「つくし‥逝く‥」
つくしと一緒に俺は果てる。
2人で過ごす微睡みの時間。束の間感じる幸せな時間。
眠る彼女に、口づけをして抱き締める。
ベッドから起き上がり、彼女がこの部屋を出れないように細工する。
珍しくシャワーの音がする。髪を洗ったのか、結い上げていた髪がおろされている。美しい真っ直ぐな黒髪。
クロゼットを開け、服を選んでいる。
余程のことのない限り、使われないクロゼット。いつ出番が来てもいいように。季節毎に、新しい服に入れ替えている。
つくしの服を選ぶのは、人任せにしたことなどない。俺の楽しみの一つ。
例えそれが、一度も袖を通さずに捨てられてしまう運命だとしても。
つくしが選んだのは、ボインテールニットのスクープネックのワンピースと、カーディガン。
それ、俺もお気に入りなんだよね。絶対にあんたに似合うと思ったんだ。
着物を畳み、風呂敷で包んでいる。へぇ~綺麗に包むもんだね。
あんたは俺に見られているなんて露程も、思っていないだろうね。
俺は、あんたに気が付かれないように、あんたの動作を見つめ続ける。
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♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
もしも、もしも‥つくしを失ったら?脳裏に過るだけで気が狂いそうになる。
もう2度と、そう‥もう2度と、つくしあんたを失いたくない。いや失えない。あんたのいない人生は、俺から全てを奪う。味も色も香りも光りも、音さえも‥
あんたが、どんなに冷たい言葉をなげかけようが、あんたがどんなに冷たい態度をとろうが、いいや、あんたが俺を憎もうが、俺は構わない。
あんたの温もりが、ありさえすれば‥‥それだけでいい。
いや、違う‥ 俺の全身であんたの全部を求めている。ねぇ、つくし‥頑に頑に俺に心を隠すのは、何故?
「‥あぁっ‥あっ‥あぁ‥うっ‥あぁ‥るい‥おね‥が‥い‥もう、もう、おねがい」
俺の下で、あんたがよがる。あんたの懇願する顔が俺の劣情を煽り、征服欲を生んで行く。
知らず知らずに、心にしまっていた感情を投げつけていた。
「ねぇ、つくし‥京極とは寝たの?」
俺は、聞く‥ 一瞬だけ目を伏せたつくしが
「寝たよ‥‥」
微笑みながら、口にする。
「嘘だ。」俺が呟く。
「類の思いたいように思って。だけど、あたし、淫乱女だから‥ うふふっ。」
俺の目の前で、天使の皮を被った悪魔が微笑んでいる。
「それよりも‥ねぇ‥」
俺の乳首をカリリっと噛んで、淫美に誘う。
つくしの指が、俺の全身を這い回る。つくしの舌が、口腔内を弄ぶ。
襦袢の紐を取り、俺の手を縛る。
「ねぇ、類‥動いちゃダメだよ。」
つくしの舌が、全身を這い回る。口に含ませて、上目遣いで、淫らに微笑みながら、耳許に囁く
「気持ち良い?」
俺の上に、跨がり腰を振る。狂ったように腰を振る。
愛おしい、そう思う。
つくしが欲しい。身も心も。
他の男になんて渡してなるものか、そう思う。
俺だけの女。つくしは俺のイブ‥
「つくし、いきそうだ。紐を解いて‥」
悪戯に微笑んで、動きを止める。
「ダメ。あたしが許してあげるまで、いかせてあげない。」
白い肌が艶かしく光る。
逝きそうになると、動きを止める。何度も繰り返される生き地獄。何度味わう甘美な生き地獄。
「つくし‥逝く‥」
つくしと一緒に俺は果てる。
2人で過ごす微睡みの時間。束の間感じる幸せな時間。
眠る彼女に、口づけをして抱き締める。
ベッドから起き上がり、彼女がこの部屋を出れないように細工する。
珍しくシャワーの音がする。髪を洗ったのか、結い上げていた髪がおろされている。美しい真っ直ぐな黒髪。
クロゼットを開け、服を選んでいる。
余程のことのない限り、使われないクロゼット。いつ出番が来てもいいように。季節毎に、新しい服に入れ替えている。
つくしの服を選ぶのは、人任せにしたことなどない。俺の楽しみの一つ。
例えそれが、一度も袖を通さずに捨てられてしまう運命だとしても。
つくしが選んだのは、ボインテールニットのスクープネックのワンピースと、カーディガン。
それ、俺もお気に入りなんだよね。絶対にあんたに似合うと思ったんだ。
着物を畳み、風呂敷で包んでいる。へぇ~綺麗に包むもんだね。
あんたは俺に見られているなんて露程も、思っていないだろうね。
俺は、あんたに気が付かれないように、あんたの動作を見つめ続ける。
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