明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

白線 33

スクープネックから覗く、あんたの素肌。穢れをしらないキャンパスのように、真っ白に輝く素肌。

綺麗だな。ただただそう思う。着替えが終わったあんたは、振り向きもせずに、部屋を出ていこうとする。
あんたは気が付く。扉が開かない事を。
どうするのかな? 
あんたは出れない、この部屋を。一生ここに居ればいいのに、いっそ閉じ込めてしまおうか?そんな事が頭を過る
萎れてしまっても、枯れてしまっても、それでも俺の手元に置いて手放したくないと思ってしまう。

嫉妬なのだろう‥
あんたに真っ直ぐな視線を投げるあの男が許せなかった。つくし、あんたは俺だけのものの筈なのに、あの男にエスコートされるあんたを許せなかった。

カチャリッ ドアが再び開く音がする。
「類、ドアを開けてちょうだい」憮然とした表情で、つくしが俺に言う。
嫌だ。開けての 攻防戦が続く。あんたが俺を睨み、「だったら別れよう」そう呟く

手首を掴み、俺はあんたを引き倒し、ベッドに縫い付ける。俺だけのものにならないのないなら、あんたを踏みにじりたい。そんな事出来る筈ないのに、そう思う。

「帰して」睨みつけながら、言葉を放つ。
「帰さない」あんたを抱き締め、キスをする。口腔内を陵辱する。
「痛っ」つくしが、俺の舌を噛み、思い切り突き飛ばす。
「‥お願い‥朝が来る前に帰して‥」つくしの双眼から、涙が一粒零れる。
「なぜ?‥‥そんなに俺が嫌い?」
嫌いじゃないよね?嫌いなら抱かれないよね?そんな思いを込めて聞く。
「住む世界が違うから。」つくしがポツリと呟く。
「京極ならいいの?」
「京極さんは関係ないでしょ。」
「へぇ、庇うんだ。随分と仲がいいんだね。ねぇ、あいつセックス上手いの?あんた、好きもんだもんね。あははっそうだよね。ねぇ、どうやってあいつはあんたを逝かせるの?」
自分で放った矢に傷つき、心臓を抉られる。苦しくて、苦しくて、つくしの自由を奪い、

刹那‥‥

「‥‥け‥ん‥‥ふざ‥け‥ん‥な」
俺を睨みつけ
「あたしが、京極さんに抱かれようが、他の男に抱かれようが、付き合ってもない類に、あんたに、とやかく言われる筋合いはない。」

そんな言葉を聞きたくなくて、俺はつくしを無理矢理抱く。

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