白線 34
何度も、何度も、俺はつくしを貫く。嫌がりながらも、つくしの女は、花を咲かせて乱れ狂う。
この瞬間に、命を感じる。
俺は、何度も、何度もつくしを求め、貫く。
何故、これほどに狂おしく、つくしを求めてしまうのだろう?
この女しか欲しくない。そう思ってしまうのだろうか?
理由なんてないんだろう‥つくしだから、ただただ、それだけだ。
泣きつかれ、逝きつかれて、寝入ってしまったつくしの髪を撫でる。心の底から愛おしさがこみ上げて来る。同時に、誰にも渡したくない。感情が、再びそこに戻ってしまう。
つくしの目が、他の男を見るのなら、この美しい瞳さえ潰してしまいたい。そう思う。
つくしの身体が、他の男を求めるのなら、手折ってしまいたい。そう思う。
つくしが目を覚まし
「満足した?」そう問うてくる。
フッと小さく笑ったあとに、
「それとも、もう一度致しますか?」そんな風に戯けて言う。
俺が求めているのは、あんたのつくしの身体だけじゃない。それなのに、あんたは俺を捨て去ろうとする。
「京極ならいいの?」
「京極さんは関係ないって言ってるでしょ。彼はただの上司。それ以下でも以上でもない。」
「じゃぁ、あんたの相手は誰?あんたの心を占めているのは誰なの?」
目の前の愛する男が、あたしにそう問うてくる。残酷な人、そう思う。
何故、愛していけない人を愛してしまったんだろう。抱かれる度に心が溢れる。
この思いが溢れてしまわないように,一生懸命耐えてきた。屈辱的な振る舞いにも、耐えてきた。
それなのに、それなのに、この人は心の扉を開けようとする。
「類じゃない事だけは確かだよ」
あたしは、薄く笑ってそう答える。
傷つけたつもりが、傷つけられる。あたしの心は、悲鳴をあげる。どうにもならない恋ならば、どうにもならない愛ならば、せめて快楽だけでも欲しかった。ううん、この温もりだけが欲しかった。
もうじき、夜が明け朝を迎える。
あたしには、白線を超える覚悟は無い。
ならば、あたしには、類を解放してあげるしか残された道はない。
窓の外から、陽が射し始める。この世に明けない夜などないのだから。
だけど‥ずっとずっと闇夜が良かった‥
闇夜なら、全てを隠してくれたから。
あたしは、類に口づけをする。
頬に、首筋に、全身に口づけをする。
全身の愛撫で硬くなった男のそれを口に含む、
ピチャッ、ピチャッ 淫らな音が静寂の中、響き渡る。
男の顔が、類の顔が快楽で歪む。
刹那、愛おしさがこみ上げる。生きていると実感する。
あたしは、あんたの言う通り淫乱女なのかもしれない。
類に跨がり、黒髪を揺らす。
あたしは、もう一度‥類の唇に口づけを落とす。
「アイシテル‥」陳腐なセリフは心にしまって、激しく激しく黒髪を揺らす。
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この瞬間に、命を感じる。
俺は、何度も、何度もつくしを求め、貫く。
何故、これほどに狂おしく、つくしを求めてしまうのだろう?
この女しか欲しくない。そう思ってしまうのだろうか?
理由なんてないんだろう‥つくしだから、ただただ、それだけだ。
泣きつかれ、逝きつかれて、寝入ってしまったつくしの髪を撫でる。心の底から愛おしさがこみ上げて来る。同時に、誰にも渡したくない。感情が、再びそこに戻ってしまう。
つくしの目が、他の男を見るのなら、この美しい瞳さえ潰してしまいたい。そう思う。
つくしの身体が、他の男を求めるのなら、手折ってしまいたい。そう思う。
つくしが目を覚まし
「満足した?」そう問うてくる。
フッと小さく笑ったあとに、
「それとも、もう一度致しますか?」そんな風に戯けて言う。
俺が求めているのは、あんたのつくしの身体だけじゃない。それなのに、あんたは俺を捨て去ろうとする。
「京極ならいいの?」
「京極さんは関係ないって言ってるでしょ。彼はただの上司。それ以下でも以上でもない。」
「じゃぁ、あんたの相手は誰?あんたの心を占めているのは誰なの?」
目の前の愛する男が、あたしにそう問うてくる。残酷な人、そう思う。
何故、愛していけない人を愛してしまったんだろう。抱かれる度に心が溢れる。
この思いが溢れてしまわないように,一生懸命耐えてきた。屈辱的な振る舞いにも、耐えてきた。
それなのに、それなのに、この人は心の扉を開けようとする。
「類じゃない事だけは確かだよ」
あたしは、薄く笑ってそう答える。
傷つけたつもりが、傷つけられる。あたしの心は、悲鳴をあげる。どうにもならない恋ならば、どうにもならない愛ならば、せめて快楽だけでも欲しかった。ううん、この温もりだけが欲しかった。
もうじき、夜が明け朝を迎える。
あたしには、白線を超える覚悟は無い。
ならば、あたしには、類を解放してあげるしか残された道はない。
窓の外から、陽が射し始める。この世に明けない夜などないのだから。
だけど‥ずっとずっと闇夜が良かった‥
闇夜なら、全てを隠してくれたから。
あたしは、類に口づけをする。
頬に、首筋に、全身に口づけをする。
全身の愛撫で硬くなった男のそれを口に含む、
ピチャッ、ピチャッ 淫らな音が静寂の中、響き渡る。
男の顔が、類の顔が快楽で歪む。
刹那、愛おしさがこみ上げる。生きていると実感する。
あたしは、あんたの言う通り淫乱女なのかもしれない。
類に跨がり、黒髪を揺らす。
あたしは、もう一度‥類の唇に口づけを落とす。
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