天使ちゃん おねがいでしゅ 類つく
父さんも母さんも、もちろん俺も、つくしも
あーちゃんの笑顔に癒されて力を貰っている。
で、で、この頃の あーちゃん ちょっぴり プクプクしてきた。
何でかって?
お腹の大きくなってきたつくしの変わりに、あーちゃんの面倒をよく見てくれる、父さんと母さんが、あーちゃんの笑顔見たさに朝から晩まで食べ物をあげるから‥
***
ちってましゅか?ちってましゅか?
ッパのおうちって、おかねもちなんでしゅ。あーちゃんビックリちまちた。
らってね、らってね いままでは ちょこっとだけちか たべられなかった
おいちい おいちい トロントロンの おにく いっぱい いっぱい たべられりゅんでしゅ
パピーが、「あーちゃん はーい」って ちてくれりゅんでしゅ。
おにく いっぱい いっぱい たべたあとにね
ぐふふっ マカリョンも いっぱいいっぱい たべりゃれりゅんでしゅ。
もう、あーちゃん パピーとマミーのおうちにきて しあわしぇでしゅ
**
だから、そろそろかなぁー とは 危惧をしていたんだ。
いやいや、本当は俺から言うべきだったんだよね。
でもさぁ、つくしのお腹に入ってる双子のことが心配でさぁー、それどころじゃ無かったんだ。
ほ、ほ、本当だよ。決して、決して‥ あーちゃんの可愛い笑顔がいっぱい見れて幸せだから、まっ、いいかなんて思ったわけじゃないんだ。
「‥で、類!聞いているの?」
「あっ、うん。聞いてる聞いてる。」
ジロリと俺を睨む。
「お義父様、お義母様もお聞きになってらっしゃいますか?」
美味しいものは、カロリーが高い。いいからいいからとあげてれば、あーちゃんは際限なく食べる。しかも花沢で食べるのは、一流の食材に、一流のシェフが作るのだ。不味いわけがない。 なので、各自節度を保って与えて欲しいと‥…
隣を見ると、心なしかシュンとしている父さんと母さん‥
「食べ物なんかで釣らなくても、絢はお義父様のことも、お義母様のことも、あたしと一緒で大好きですから。ご協力下さいね。」
ニッコリつくしが笑う。
流石‥本家本元天使ちゃんスマイル。父さんも母さんも、大きく大きく頷いた。
斯くして、我が家の天使 あーちゃんの受難は始まった。
***
おかちいでしゅ おかちいでしゅ
パピーと、マミーに あーん ちても ちょこっとだけでしゅ。
おかちいでしゅ おかちいでしゅ
いっぱいいっぱい あしょんでくれりゅけど、
いっぱいいっぱい ごほんも よんでくれりゅけど
あーん ちょこっと だけでしゅ
あーちゃん、もうなんにもたべりゃれましぇん。
あしゃごはんと おひるごはん と よるごはん
お十じ と お三じ のおやつ ちか たべりゃれましぇん
くしゅんっ でしゅ
**
美味しいものは節度をもって、欲しいからと言って無闇にあげないをスローガンに。
規則正しい食生活と、規則正しい運動。
あーちゃんの生活は管理される。
とは言え‥…
普通の3歳児よりも、しっかりたんと食べてるんだけどね。
って、今までどんだけあげてたんだ?
俺等は、きっちり反省した。
で、迎えたホワイトディー‥
「お三方のお陰で、プックリちゃんを脱出したので、今日はたんーと甘やかして下さい」
なんて、本家本元天使ちゃんのお墨付きで、ホワイトディーのお返しを。
両の手いっぱいのマカロン と 両の手いっぱいの 苺さんを プレゼント
苺さんは、特大苺 美人姫 をプレゼント。
マカロンを 苺八景を見たあーちゃんは、お目々をまん丸にして 「しゅごいでしゅ」を連発。
あーちゃんの 笑顔が咲いた。 嬉し楽しい ホワイトディー
「ッパ、ホワイトジェーは、おとこのひちょからだけでしゅか?」
「うーん。基本的にはそうかな?」
「ふーーん そうでしゅか」
かみしゃま どうじょ どうじょ おねがいでしゅ
マモンのおなかの あかちゃん がおとこのこで ありましゅように♡
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