シーソーゲーム 12
ピロリーン♪ 静ちゃんからLINEが入る‥
「ゲッ‥」
思わず‥声を上げてしまった。
目の前で、勉強していた進がビックリした顔をして
「姉ちゃん、どうしたの?」
「あっ、うん‥‥柊兄ぃが‥しばらく日本に帰って来るんだって」
「ホント?嬉しいなぁー」
柊兄ぃ贔屓の進は、嬉しそうに、ニコニコしている‥
ハァッー なんだか、余計にややこしくなりそうで、気が重い。
って、柊兄ぃと、F4で知り合いだよね?
静ちゃんとF4が知り合いって事は、柊兄ぃとF4も知り合いだよね。
ハァッー‥
どうか、どうか神様‥ 面倒な事になりませんように
あたしは、さして信じていない神様に祈る‥
思考を遮るように
プープッーと、クラクションの音が鳴る‥
窓がスゥッーーーと開いて、クルクルが嬉しそうに手を振っている。
そう‥‥あの寝過ごし事件から、なぜかクルクルがお迎えにくるんだ。
ウゼッ と思うけど、朝の20分‥貴重な一眠りタイムで‥
眠りの誘惑に勝てないあたしは、甘んじて受けている状態だ。
ホラホラ、今日も眠りが訪れる。
「クゥーークゥークゥ」
あたしは、夢の中‥‥
目がパチリッと覚めてたら、目の前に道明寺もといクルクル
クルクルもとい道明寺?
あははっ、それはこの際どうでもいいが居て
その距離15センチ
「な、な、なに‥」
クルクル‥真っ赤になりながら
「やっ、良く寝てんなって‥ってか、お前可愛いなぁって‥
でよ‥」
クルクルが何か話してる‥
だけど‥あたしの視線は、校門前の人集りに釘付けだ
「ちょっと、五月蝿い、黙ってて」
「ハッ‥ウルサいって‥な、な、なんだよ」
「だから、五月蝿いって言ってんの‥」
「ウルサいって‥」
「もう、クルクル、黙れ!」
人集りの中心に見えたのは‥
ヒィッ−−−−−
静ちゃん‥情報遅過ぎだよ‥
あたしは、窓から、見えないように‥身を縮める。
車がエントランスに着く。
渋谷さんが、車のドアを開けてくれる。
あたしは、軽く会釈をしながら
「ありがとうございます」
そう言いながら‥車から飛び降りて校舎の中に走る。
「ふぅっーーー」
ため息を付いた瞬間‥肩を叩かれる。
「ヒィッ」
「牧野、どうした?」
立っていたのは、薔薇男と、柊兄ぃで‥
「‥ど、ど、どうも‥し、し、しない」
あたしの身体は、後退りする‥
後ろからは、
「なぁー、牧野ー」
クルクルが迫ってくる。
薔薇男の後ろで、柊兄ぃがニヤついている‥
誰にも解らないように
「よ、ろ、し、く‥」
口パクで、伝えてくる。
ヒィッー 神様ごめんなさい。
信じます。信じます。
だから、だから‥
↓ランキングのご協力よろしくお願い致します♥


♥ありがとうございます。とっても嬉しいです♥
「ゲッ‥」
思わず‥声を上げてしまった。
目の前で、勉強していた進がビックリした顔をして
「姉ちゃん、どうしたの?」
「あっ、うん‥‥柊兄ぃが‥しばらく日本に帰って来るんだって」
「ホント?嬉しいなぁー」
柊兄ぃ贔屓の進は、嬉しそうに、ニコニコしている‥
ハァッー なんだか、余計にややこしくなりそうで、気が重い。
って、柊兄ぃと、F4で知り合いだよね?
静ちゃんとF4が知り合いって事は、柊兄ぃとF4も知り合いだよね。
ハァッー‥
どうか、どうか神様‥ 面倒な事になりませんように
あたしは、さして信じていない神様に祈る‥
思考を遮るように
プープッーと、クラクションの音が鳴る‥
窓がスゥッーーーと開いて、クルクルが嬉しそうに手を振っている。
そう‥‥あの寝過ごし事件から、なぜかクルクルがお迎えにくるんだ。
ウゼッ と思うけど、朝の20分‥貴重な一眠りタイムで‥
眠りの誘惑に勝てないあたしは、甘んじて受けている状態だ。
ホラホラ、今日も眠りが訪れる。
「クゥーークゥークゥ」
あたしは、夢の中‥‥
目がパチリッと覚めてたら、目の前に道明寺もといクルクル
クルクルもとい道明寺?
あははっ、それはこの際どうでもいいが居て
その距離15センチ
「な、な、なに‥」
クルクル‥真っ赤になりながら
「やっ、良く寝てんなって‥ってか、お前可愛いなぁって‥
でよ‥」
クルクルが何か話してる‥
だけど‥あたしの視線は、校門前の人集りに釘付けだ
「ちょっと、五月蝿い、黙ってて」
「ハッ‥ウルサいって‥な、な、なんだよ」
「だから、五月蝿いって言ってんの‥」
「ウルサいって‥」
「もう、クルクル、黙れ!」
人集りの中心に見えたのは‥
ヒィッ−−−−−
静ちゃん‥情報遅過ぎだよ‥
あたしは、窓から、見えないように‥身を縮める。
車がエントランスに着く。
渋谷さんが、車のドアを開けてくれる。
あたしは、軽く会釈をしながら
「ありがとうございます」
そう言いながら‥車から飛び降りて校舎の中に走る。
「ふぅっーーー」
ため息を付いた瞬間‥肩を叩かれる。
「ヒィッ」
「牧野、どうした?」
立っていたのは、薔薇男と、柊兄ぃで‥
「‥ど、ど、どうも‥し、し、しない」
あたしの身体は、後退りする‥
後ろからは、
「なぁー、牧野ー」
クルクルが迫ってくる。
薔薇男の後ろで、柊兄ぃがニヤついている‥
誰にも解らないように
「よ、ろ、し、く‥」
口パクで、伝えてくる。
ヒィッー 神様ごめんなさい。
信じます。信じます。
だから、だから‥
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