バカ言ってるんじゃない 10 司つく
「えぇーーーー明日はダメだって言ったじゃん」
「バカ言ってんじゃねぇよ。約束しただろよ」
「だって、毎週じゃん」
膨れ面しながら、目の前の女が怒ってる。
「なんか、用あんのかよ?」
「用って言うか‥‥えへへっ」
「あ“っ?」
「MR.ゴンゾーの最終回なんだよ」
「地蔵だか、ゴンゾーだかしらないけど録画しろ録画!」
「えぇっーーーー」
「じゃっ いつもので決着だ」
「「最初はグー ジャンケン」」
チョキ
パー
「ジャンケンに勝ったのに、勝負に負ける‥コレ如何に!」
ぶつぶつぶつぶつ文句を言いながら、俺の後ろを付いてくる。
「牧野‥お前は負けたんだ! クククククッククッ」
「くぅーー悔しいっす」
牧野に勝つのは、非常に気分がいい。自然と笑みが溢れてくる。
コイツが好きな、ジャンケン勝負殆ど俺が勝つ。
コイツ、グーの後はチョキかパーしか出さないんだよな。
だから俺は、パーを出して負けるんだ。
クククッ コイツは気が付かない。
気が付かれない様に大した用件じゃない時は、わざと負けてっからな。
俺って、すげぇよな? クククッ
「ちょっとそこ、いつまでも偉そうにしてない!」
「してねぇよ」
「してる!バカ道明寺」
「いつも言うが‥言う事なくなるとバカって言うの止めろ」
「じゃぁ、アホ道明寺」
じゃぁ ってなんだ? じゃぁ って
言い返そうとすれば、捨て台詞吐いてすっきりしたのか、既に前を歩いてやがる。
「道明寺、お昼行くから早く用意しろ〜」
後ろを振り返り俺を呼ぶ。
コイツばかりは、そう思うのに
「おぉっ」
意気揚々と返事している俺がいる。
俺、形無しだよな‥そう思いながらも、そんな自分を楽しんでいる。
「もう早く〜 鳥よしの親子丼食べれなくなっちゃうよー」
そんなもん幾らでも食わせてやるよ。なんならその店、丸ごと買い取ってやるよ‥
とも言えず‥牧野の後を付いて行く。
「あなた方って、本当に可愛らしくてよね」
真っ赤な口で、雪女が笑って横を通り過ぎて行く。
部署の人間が頷いて笑いながら
「「「「「行ってらっしゃーい」」」」」
アハハッと笑いながら部屋を出る。
面倒だから、否定はしない。
目の前の女が振り向いて
「もう、間に合わなかったら道明寺のせいだからね」
「ワリィ、ワリィ」
面倒だから?
そうだ‥面倒だからだ‥あぁそうだよな。
「あっ、明日って花沢専務も来るのかな?って知らないかぁ」
「あんっ 類?なんで類だ?」
「あっ、いやいや‥何で?って聞かれると困っちゃうだけどさぁ‥
まぁその‥ナイショの方向で」
ナイショの方向って、どんな方向だよ。ってか、頬染めながら、類の事話してるんじゃねぇよ。
なんか‥面白くねぇ。すげぇー面白くねぇ。
牧野の鎖骨がキラキラと輝いていて‥それもこれも、なんだか面白くねぇ。
「おいっ」
「っん?」
「そのボディなんちゃら、付けんなって言ったよな?」
「はぁっ?なに言ってんの?」
「何って?だから付けんなって言ってんの」
「はぁぁ、バカ言ってんな!何にもつけてないってー
て言うよりも、つけてもつけなくても道明寺には関係ないでしょうが」
関係ない?
いやいや、関係あんだろうよ
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「バカ言ってんじゃねぇよ。約束しただろよ」
「だって、毎週じゃん」
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「なんか、用あんのかよ?」
「用って言うか‥‥えへへっ」
「あ“っ?」
「MR.ゴンゾーの最終回なんだよ」
「地蔵だか、ゴンゾーだかしらないけど録画しろ録画!」
「えぇっーーーー」
「じゃっ いつもので決着だ」
「「最初はグー ジャンケン」」
チョキ
パー
「ジャンケンに勝ったのに、勝負に負ける‥コレ如何に!」
ぶつぶつぶつぶつ文句を言いながら、俺の後ろを付いてくる。
「牧野‥お前は負けたんだ! クククククッククッ」
「くぅーー悔しいっす」
牧野に勝つのは、非常に気分がいい。自然と笑みが溢れてくる。
コイツが好きな、ジャンケン勝負殆ど俺が勝つ。
コイツ、グーの後はチョキかパーしか出さないんだよな。
だから俺は、パーを出して負けるんだ。
クククッ コイツは気が付かない。
気が付かれない様に大した用件じゃない時は、わざと負けてっからな。
俺って、すげぇよな? クククッ
「ちょっとそこ、いつまでも偉そうにしてない!」
「してねぇよ」
「してる!バカ道明寺」
「いつも言うが‥言う事なくなるとバカって言うの止めろ」
「じゃぁ、アホ道明寺」
じゃぁ ってなんだ? じゃぁ って
言い返そうとすれば、捨て台詞吐いてすっきりしたのか、既に前を歩いてやがる。
「道明寺、お昼行くから早く用意しろ〜」
後ろを振り返り俺を呼ぶ。
コイツばかりは、そう思うのに
「おぉっ」
意気揚々と返事している俺がいる。
俺、形無しだよな‥そう思いながらも、そんな自分を楽しんでいる。
「もう早く〜 鳥よしの親子丼食べれなくなっちゃうよー」
そんなもん幾らでも食わせてやるよ。なんならその店、丸ごと買い取ってやるよ‥
とも言えず‥牧野の後を付いて行く。
「あなた方って、本当に可愛らしくてよね」
真っ赤な口で、雪女が笑って横を通り過ぎて行く。
部署の人間が頷いて笑いながら
「「「「「行ってらっしゃーい」」」」」
アハハッと笑いながら部屋を出る。
面倒だから、否定はしない。
目の前の女が振り向いて
「もう、間に合わなかったら道明寺のせいだからね」
「ワリィ、ワリィ」
面倒だから?
そうだ‥面倒だからだ‥あぁそうだよな。
「あっ、明日って花沢専務も来るのかな?って知らないかぁ」
「あんっ 類?なんで類だ?」
「あっ、いやいや‥何で?って聞かれると困っちゃうだけどさぁ‥
まぁその‥ナイショの方向で」
ナイショの方向って、どんな方向だよ。ってか、頬染めながら、類の事話してるんじゃねぇよ。
なんか‥面白くねぇ。すげぇー面白くねぇ。
牧野の鎖骨がキラキラと輝いていて‥それもこれも、なんだか面白くねぇ。
「おいっ」
「っん?」
「そのボディなんちゃら、付けんなって言ったよな?」
「はぁっ?なに言ってんの?」
「何って?だから付けんなって言ってんの」
「はぁぁ、バカ言ってんな!何にもつけてないってー
て言うよりも、つけてもつけなくても道明寺には関係ないでしょうが」
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