明日咲く花

花より男子の2次小説になります。

バカ言ってるんじゃない 13  司つく

最低な週末が過ぎ、最悪な週明けが訪れる。
アイツに会ったら、真っ先に謝ろう‥‥
いつもの時刻に部屋を出て、いつものようにエントランスホールで牧野を待つ。

エレベーターから牧野が降りて来る。
「‥おは‥」
声をかけた俺の横を黙って過ぎて行く。

俺は、慌てて追い掛ける。牧野は、黙って前を歩く。
牧野を追い掛けてるのは、先週と同じなのに‥

「牧野‥」
肩に手をかけ名前を呼ぶ。
牧野が、ゆっくりと俺を振り返り

「おはようございます。道明寺先輩」
お辞儀の見本のように、上半身45度の角度に身体を傾けて静止する。
最敬礼の挨拶って奴か?牧野と俺の間に薄い膜が張られていく。
牧野がゆっくりと顔を上げ、美しくでも全てを拒絶する笑顔で微笑んだ。

俺は一人残される。
《自業自得》そんな言葉が、心に渦巻いてく。

ツマラナイ毎日が続く。
丁寧な作り物の笑顔で俺に微笑む。以前のような気安さは無い。

「あらあら、つくしちゃんと痴話喧嘩ぁ〜?」
小指を立ててお茶を啜りながら百瀬課長が優雅に微笑み、俺に言い
「道明寺君、何の悪さなさったの〜?」
「牧野さんが、あんなに怒るなんてただ事じゃないざますね」
「「「うんうん」」」
一斉に皆で頷いた後に

「本日の夜は、道明寺君のマンションで一杯飲むに決定!」

えっ俺ん家? なんて思ってる暇もなく‥

「牧ちゃーん、今日飲み会だってよん♪超楽しみだね」
「は〜い」


ざますが、ニンマリ微笑みながら
「と言うわけで、道明寺邸に決定ざます」
「結花ちゃんも、呼んでもいいかしら?」

どんどん話が決まってく。

「これを切っ掛けに、仲直りなさると宜しくってよ」
雪女もとい雪姫が、妖艶に微笑む。圧倒されて

「はい。有り難うございます」
思わず丁寧にお辞儀をしたら

「うふふっ 90点ってところかしらね。牧ちゃんのお陰ね」
そう言って去って行く。

後ろから
「ごめんねと 素直な気持ち 伝えよう」

なんだかんだと丸め込まれて‥‥

〝夏だ ビールだ 道明寺邸〟が、開催される運びになった。

後で詳細を知った牧野は、仕事がまだ残ってるだのなんだかんだ言い出した‥‥
皆は、ニッコリ笑い牧野の仕事をガンガンと片付けて行く。
「さぁっ、参りましょうか?あっ、その前に牧ちゃんと道明寺君はお部屋の準備担当でお願いね」

経営戦略部‥‥流石、鉄の結束力だ。

「じゃぁっ、あとでねん♪」
「では、宜しくお願いしますわね」
「結花ちゃんも、差し入れ持って来るって〜」
「楽しみざますね」
牧野と2人で、気まずい雰囲気で部屋に向かう。

俺、素直になって謝れ‥‥
「牧野‥‥この間は‥この間は‥この間は」
俺、壊れたラジオか?同じ言葉を繰り返す。
「‥この間は?どうした?」
唇を尖らせながら牧野が俺を見る。
久しぶりに視線が合って。
「‥続きは?」
「‥この間は、本当に悪かった」
「悪かったからなに?」

「‥‥‥‥ゴメン‥‥」

「63点‥‥‥ギリギリ合格」

そう言いながら、久しぶりに俺の顔を見て本当の笑顔を見せてくれた。

「本当に悪かった」
「反省してる?」
「あぁ‥‥」
「ヒマラヤ鍋連れてってくれる?」
「いいぞ‥」
「デザート付きだよ」
「もちろんだ」
「道明寺も、デザートまでしっかり食べるんだよ」
「あぁ」

牧野がニッコリ笑う。


お前の笑顔が見れるなら‥
なんでも聞いてやる。
もっともっとなんでも頼れ。


なぁ、だから‥俺を好きになれ

‥なんて事を柄にもなく思ちまった。



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4 Comments

asu  

yukikoさま

ウフッ 少しずつ成長しなきゃね!
ムフッ
恋するイケメンは、成長するイケメンにならればだ(笑)

2016/08/06 (Sat) 18:59 | EDIT | REPLY |   

asu  

Kachiさま

ウフッ そろそろ本気出して頑張ってもらわなきゃ~(笑)

2016/08/06 (Sat) 18:57 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/06 (Sat) 17:09 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/06 (Sat) 07:33 | EDIT | REPLY |   

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